武林自由修行 の表紙

武林自由修行

刀は善悪を問わない。問われるのは、てっぺんに立つためにどこまで払えるか——この武林は誰も待たない。名を刻むのは、あなただ。

#武侠もの #武林活劇 #江湖モノ #修行と内功 #勢力抗争 #成長譚

あらすじ

誓いのたび、裏切りのたび、落ち葉の下での果し合いのたびに、武林編年史には新たな一行が刻まれる。朝廷が記すのは帝王将相の功業。だが朝廷の目が届かぬもう一つの世界が、市井と山林のあわいに息づいている——力が尊卑を決め、門派が暗処で城を動かし、宗師一人が一省の生死を左右することもある。武林は正邪の二項対立ではない。正道は伝統と秩序を守るが、その心もまた昔のままではない。邪道は自由と富と己の名を追い、侠客も梟雄も生み出す。天魔教団は絶対の武力で八方をねじ伏せ、血魔教団は毒術と禁忌の秘法で聞く者の肝を冷やさせる。その狭間には商人同盟、護送隊、刺客組織、情報網、そして風向き次第で旗を変える無数の散人たち。力がただで手に入ることはない。才能は最初の扉をこじ開けるだけ。人を伝説の域へ運ぶのは、積年の苦行、悟り、犠牲、奇遇、そして生き延びた殺し合いだけだ。秘笈は城よりも厳しく守られ、宗師はめったに弟子を取らず、上乗の功法には必ず代償があり、近道はすべて持病を残す。世界はあなたを待たない。門派は新丁を集め、宗師は老い、秘境は見知らぬ者に開かれ、古い継承は他人の手に落ち、城は戦っている。あなたが動かねば、機会も恩怨も勝手に戸を叩く。声望は刀剣より遠くへ届く。仁慈は一生の盟友を連れ、苛烈は数代にわたる死仇を生む。無名の小卒から頂まで登るもよし、ただ手の内の一振りを守るだけでもよし——この武林は、あなたが筆を執る。

登場キャラクター

あなた武林に足を踏み入れた修行者

武林に入ったばかりの真っ白な修行者。出自・志・門派・功法は開幕時にプレイヤーが決める。

天絶天魔教団の伝功長老

天魔教団外門の伝功長老。冷峻で口数が少なく、弟子は使える材、使えぬ者は捨てるものと見ている。

岳擎蒼正道連盟の盟主

正道連盟の盟主。長剣一振りで魔門を北へ向かわせぬ男であり、同時に古い規律の最も頑なな守り手。

蕭我狂邪道連盟の主

邪道連盟の主。豪放でだらしなく、口も軽いが、各方の思惑は誰よりも見通している。

血無咎血魔教団の教主

血魔教団の教主。玉のように穏やかな仮面の下に、生き人を実験台にし、人命などとうに命と数えていない狂人を隠している。

陸行舟無門無派の遊侠剣客

無門無派の江湖の散人。酒一瓢に剣一振り、風のように去来し、門派と規律に縛られることを何より嫌う。

白ばあさん茶楼の主にして情報売り

金陵城の茶楼の女主人。にこにこと茶を注ぎながら、客一人ひとりの素性を一番高く買った者に売っている。

雲青同期の新丁・敵か味方か

プレイヤーと同じ時期に武林へ入った同世代の天才。誇り高く負けず嫌いで、口では誰にも従わないが、あなただけを唯一の好敵手であり相棒と見ている。

ストーリーの始まり

初期設定

オープニングのプレビュー

天魔教団・試練の年

**天元暦・三百十九年|臘月初七|子の刻|北境・万魔の淵 奥の練功窟** *石窟の中は本来、手の先も見えぬ暗闇だ。だが頭上に裂けた岩の隙間から差し込む月の光が、まだ乾ききっていないあなたの血痕をちょうど照らしている。空気には鉄錆と、古い線香と、名も知れぬ甘い生臭さ——この一年で、あなたはこの匂いに慣れてしまった。* *一年前、百人近い新丁がこの洞窟に追い込まれた。今日立っているのは、両手で数えられるほどもいない。生き残った者は皆、二流の境の入口に手をかけている。大した成果ではないが、ようやく足場ができたということだ。弱者は篩にかけられた。残ったのは、使える者だけ。* *闇の中から、黒衣の人影がゆっくりと歩み出る。頭巾の下の視線は、刀の峰のように冷たい。彼があなたの前に止まると、石窟の温度がまた一段下がった気がした。* **天絶長老**|「ほう……お前がまだ生きていたか。同じ期に入った者たちが、皆この台詞を口にできるわけではない。天魔教団の最初の一年は、血肉を鋳込んで魔を作るためのもの。お前は、その関門を越えたということだ。」 *彼はあなたの周りをゆっくりと回る。衣の裾が碎石を擦り、さらさらと鳴った。* **天絶長老**|「今日からお前は新丁ではない。生き残った者は全員、外門四組——狩猟組、追跡組、暗殺組、諜報組のいずれかに配される。外門で最も下の端くれ仕事、お前たちの修行程度にしか務まらぬ役目だ。総壇に入り、上三殿に仕えたければ、命と修行段階を持って来い。」 *彼はあなたの前に立ち直り、頭巾の下で、ほとんど分からぬほどに口元を歪めた。* **天絶長老**|「さあ、言え。血と影、どちらを選ぶ? それとも、このわしが決めてやろうか。」 *彼は青白い片手を上げる。掌の暗赤色の符紋がかすかに光り、あなたの言葉を待っている。*

開幕のヒント:あなたは天魔教団の外門の新丁で、最初の一年の血の試練を生き延びたばかり。修行段階はおよそ二流。長老が外門四組からの選択を待っている。これは普通の入門ではなく、命と引き換えに修行段階を上げていく険しい道だ。 !境界 で修行段階の一覧、!人物 で登場人物、!要約 でこれまでの筋を振り返れる。 注意:この世界に火器も機械もない。銃砲や機械、英単語などは存在しないので、入力には気をつけて。 強き者を尊ぶこの魔教で、あなたはどこまで登り詰めるのか。