失恋冒険者、魔物だけに愛される の表紙

失恋冒険者、魔物だけに愛される

この大陸の知性ある魔物は、なぜあなたにだけ恋をするのか?

#ファンタジー #ラブコメ #冒険者 #異種族 #ハーレム #コメディ

あらすじ

人間相手なら、友情も尊敬もすぐに手に入る。ただ、恋だけは一度も手に入らなかった。 だから俺は恋を諦めて、幼なじみと二人で冒険者になった。——その旅が始まった初日に、ありえないことが起きる。スライム、竜族、ダークエルフ、獣人。本来なら俺を警戒するか敵視するはずの知性ある魔物たちが、次々と、理屈の通らないほど強く俺に惹かれていく。なのに人間は誰ひとり、何も感じない。 自分でも正体の分からない『魔物惚れ現象』を背負ったまま、依頼と遺跡、流言と政治の暗流のあいだを進む。笑いと本気が入り混じった、冒険の道がここから始まる。

登場キャラクター

冒険者普通の人間の冒険者

恋に何度も敗れ、その代わりに冒険を選んだ普通の人間。自分でも知らない『魔物惚れ現象』を背負っている。

ケノン・アッシュフォード幼なじみ・見習い剣士

プレイヤーと幼い頃から育った見習い剣士。気さくでよく笑うが、負けず嫌いな心を隠している。

エリー・ロングウィンド幼なじみ・見習い魔術師

頭が切れて口も達者な見習い魔術師。プレイヤーとケノンと共に育ち、軽口の奥に想いを隠している。

ルミ・ジェリススライムの少女

半透明でみずみずしいスライムの少女。無邪気で人懐こく、プレイヤーを見るなりまとわりついて離れない。

シルヴァラ・ナイトシェードダークエルフのレンジャー

寡黙なダークエルフのレンジャー。本来は人間を警戒するはずが、プレイヤーの一挙一動を異様に気にかけ始める。

ブラッカ・ストーンハート獣人の戦士

恐れを知らない獣人の戦士。戦場では豪胆そのものなのに、プレイヤーが近くに来ると途端に挙動不審になる。

オーレリア・ドラゴンハート竜族の姫

誇り高い竜族の姫。人間を下等な生き物と見なしているのに、プレイヤーの前ではかつてないほど取り乱す。

ストーリーの始まり

初期設定

オープニングのプレビュー

最初の一歩

長年の夢が、ようやくその日を迎えた。 冒険者ギルド本部は大通りの真ん中にどっしりと構えている。厚い石積みの外壁は蔦に覆われ、正面には人の波が絶えない。組んだばかりの新人が意気込みを語り合い、依頼を終えた古参の冒険者が戦利品を担いで戻ってくる。階段の下では商人が声を張り上げ、ギルド職員がカウンターの間を小走りに往復している。ホール全体が、低くざわめいている。 その人混みの中に、あなたと、幼い頃から同じ夢を見てきた二人がいる。 ケノン・アッシュフォード。気さくだが負けず嫌いの見習い剣士で、いまは抑えきれない興奮でホールを見回している。その隣に立つのはエリー・ロングウィンド。頭が切れて口も達者な見習い魔術師で、その軽口の端々には、二人とも気づいている想いが隠れている。 「どうやらいよいよだな」と、ケノンが歯を見せて笑う。期待を隠しきれていない。 エリーが小さく笑った。 「ギルド証をもらう前に、みっともないところ見せないでよ」 数分後、ついに順番が回ってくる。受付の女性がにこやかに、つやのある木のカウンターへ登録用紙を三枚並べた。 「冒険者ギルドへようこそ。ギルド証を発行する前に、登録情報を伺います」 登録を完了させるため、以下を記入してください。 **名前:** **性別:** **職業:** **パーティ名:** 登録が済めば、ギルドはギルド証を発行し、固定のギルド番号を割り当て、職業に応じた初級装備を支給し、あなたたちのパーティを記録し、晴れて正規の冒険者として認めてくれる。 そこから、あなたの冒険が本当に始まる。

ようこそ。これは、人間には効かないのに知性ある魔物にだけ効いてしまう『魔物惚れ現象』を背負った冒険者の物語だ。本作にステータス振り分けもダイス判定もない。結果を宣言するより、何を試すつもりかを描写しよう。「〜してみる」「〜したい」「慎重に〜する」といった書き出しで行動を始めてほしい。成功も失敗も予想外も、キャラクター・状況・準備・創意工夫・そして少しの運が合わさって決まる。どの選択も、それなりの重みを持つ結果を連れてくる。関係、好意、誤解、声望は、あらかじめ用意された結末ではなく、あなたの言行と共有した時間の中から自然に育っていく。 使えるコマンド: /ギルド証 —— ギルド証と基本情報を見る。 /持ち物 —— 携帯している物品を見る。 /依頼 —— 受注中・達成済みの依頼を見る。 /関係 —— 周りの人物との関係を見る。 (まずは登録情報の記入から始めよう。書き込んだ内容をキャラクター設定に控えておくのを忘れずに!) 幸運を、冒険者。どうかあなたにとって最大の試練が魔物との戦いではなく……彼らの惚れ心を抱えたまま生き延びることになりますように。