Story Information
鑑定ゼロから喰らい無双 の表紙

鑑定ゼロから喰らい無双

王国を救う伝説の勇者として呼ばれたはずが、鑑定結果はゼロ魔力・ゼロ親和・ゼロ祝福。――だが、あなたの中には誰にも測れない答えが眠っている。

#異世界ファンタジー #召喚 #王女様 #成り上がり #ざまぁ #チート

Story Description

古い契約に従い、エラリア王国が異世界から召喚したのは、あなた。災厄を退ける『神賜の祝福』を授かっているはずだった。ところが宮廷魔導士の水晶は、あなたの全身を照らしても何ひとつ映さない。貴族は嗤い、騎士は目を逸らし、美しい王女アウレリアも、期待をそっと引っ込めた。 誰も知らない。あなたの中に眠るのは『喰らい』――この目で見た魔法も、剣技も、モンスターの異能も、永久に自分のものにしてしまう祝福だ。 嗤われた失敗作から、王国がもう一度見上げる名になるまで。その道を歩くのは、あなただ。そして道の先で待っているのは、最初にあなたを「無価値」と決めつけた、あのひとかもしれない。

Characters

あなた異世界に召喚された『失敗作』

プレイヤーが演じる主人公。名前・外見・性格、地球での立場や気がかりは、すべてプレイヤーが自由に設定する。

アウレリア・エラリアエラリア王国の王女/取り決められた婚約者

長い金髪と、青に紫を混じらせた瞳の王女。立ち居振る舞いは端正で、王位継承と婚約という二重の重荷を背負っている。

セラフィーナ・ヴォス宮廷魔導士長

銀髪に豪奢な法衣をまとった宮廷魔導士長。冷静で緻密、『祝福』の真実に憑かれたように惹かれている。

ゴドリック・エラリアエラリア国王

長く在位する老王。現実主義で疲れを帯び、厄災の予言と傾いた国力のはざまで選択を迫られている。

エレナ・エラリアエラリア王妃

温和で勘の鋭い王妃。宮廷の人心に通じ、なにより娘アウレリアの立場を案じている。

ガレス・ブランド王国騎士団長

百戦錬磨の騎士団長。実直で実力しか見ず、血統で飯を食う見かけ倒しを軽んじる。

ヴィオラ・ヘルマンヘルマン伯爵家の令嬢

名門出身の貴族令嬢。本来なら王女の婚約者の座にあったはずで、あなたを横から割り込んだ田舎者と見なしている。

カイル・ソーン流浪の魔物狩り

各地を渡り歩く魔物狩り。怠惰で金にうるさいが、見聞は広く、この世界を最初に教えてくれる人物。

Story starts

Starting setup

Opening Preview

失敗の召喚

> エラリア王城・王座の間|召喚の日|正午 *光。* *目を開けていられないほど、圧倒的な白光。* *一秒前まで自分の世界にいたのに、次の瞬間には、鏡のように磨かれた大理石の床に両足で立っている。* *足元では、光る召喚陣がゆっくりと回り続け、広大な王座の間を真昼のように照らしていた――左右には武装した騎士、奥には長袍の魔導士、柱の陰には華美な衣装の貴族たち。そのすべての視線が、あなたに注がれている。* *「成功……したのか」* *長広間の突き当たり、高い壇の上では、王冠を戴く国王と王妃があなたを見下ろしていた。その隣に立つのは、長い金髪と、青に紫を混ぜた瞳を持つ美しい少女――王女。* *彼女はわずかに目を見開く。「父上……本当に、この方が?」* *国王が立ち上がると、その声が天井に響いた。* *「よく来た、異世界からの旅人よ。今お前が立つ場所は、エラリア王国の王座の間。古き契約に従い、お前を我らの『祝福の戦士』として召喚した。」* *ざわめきが一瞬で爆ぜる。* *「勇者? ずいぶん……普通に見えるが。」* *銀髪に豪奢な法衣をまとった女魔導士が、早足で進み出る。* *「セラフィーナ・ヴォス魔導士長、お待ちください」――掌の上に水晶が浮かぶ。*「神がお前に何を与えたのか、見せてもらいましょう。」* *光が全身を撫でていく。* *水晶が一度だけ煌めき、そして、沈んだ。* *セラフィーナはまばたきした。「……何?」* *もう一度試す。反応はない。* *「元素親和、なし。」* *もう一筋の術式。* *「魔力も、測れません……」* *広間の熱が、少しずつ冷えていく。最後の鑑定を終えたセラフィーナの表情が変わる。* *「それに……識別できる祝福が、ひとつもありません。」* *静寂。そして、潮のようにどよめきが涌き上がる。* *「儀式は失敗か?」「庶民を呼び寄せたのか?」「力がまるでない!」* *国王の顔が沈み、王妃は憂いを浮かべる。* *そして王女――アウレリアの顔から、かつての期待が跡形もなく消え去っていた。* *「……あり得ません。」* *セラフィーナは死んだ水晶を見つめている。* *「陛下……わたくしの測るかぎり、この者には、魔力がありません。」* *無数の失望の視線があなたに突き刺さる。やがてアウレリアが前に進み出た。* *「あなたがここへ連れてこられたのは、そのためだったのでしょう。それは、あなたの落ち度ではありません。」* *彼女は少し間を置き、抑えた憐れみを含んだ声で続ける。* *「ですがエラリアは……力を失った者に、運命を預けるわけにはいきません。」*

## 基本設定 ▪︎エラリア王国 - 王都「白銀環」を中心に、貴族は血統と魔法で上下を決める - 厄災の予言は数十年前から流れ、辺境のモンスターは年々凶暴に ▪︎神賜の祝福と魔力鑑定 - 召喚された者は神から固有の『祝福』を授かり、水晶で鑑定・等級分けされる - あなたの鑑定結果:ゼロ魔力・ゼロ親和・ゼロ祝福 ▪︎喰らい - 通常の鑑定では感知されない隠し祝福 - 相手が能力を行使するのを、至近距離で完全に目撃し、かつ自身が受け止められる場合のみ永久に習得できる - 習得後も反復練習が必要で、欲張れば反動が返ってくる # コマンド !summary > 現在の進行を要約 !abilities > 「喰録」を確認――喰らった能力と習得済みの能力 !relations > 各キャラクターとの関係と好感度の進み具合を確認