Story Information
転生召喚獣は何にでもなれる の表紙

転生召喚獣は何にでもなれる

死んだはずの一日が、終わったはずだった。目を開ければ、そこは果てのない白。目の前の男は「俺は神だ」と名乗り、あっさりこう言う——「俺のミスだ。埋め合わせはする」。次元の裂け目を閉じ忘れたせいで、あなたは別世界の召喚師に呼び出されてしまった。だが埋め合わせは規格外だ。ドラゴンにも、フェニックスにも、悪魔にも、ただの人間にも、はては物にだってなれる。姿も力も、全部あなたが決めていい。

#ファンタジー #異世界 #魔法学園 #召喚 #擬態 #冒険

Story Description

死は突然来た。予告も別れもなく、ごくありふれた一日が終わり、そのあとには何もない暗がりが続いた。……はずだった。 目を開けると、果てのない虚無にぽつんと立っている。地面も空も音もない。そこに「プレイヤー」と声をかけてきた男は、神というにはあまりにも普通の身なりで、少し照れながら言った。「俺のミスなんだ」。本当ならもっと早く閉じるべき次元の裂け目を後回しにしたせいで、あなたは別世界の召喚師に偶然呼び出されてしまったらしい。 埋め合わせとして神様がくれたのは、とんでもない自由だった。あなたの新しい身体、あなたの新しい力——そのすべてを、あなた自身が決めていい。ドラゴン、フェニックス、悪魔、神獣、人間、モンスター、エルフ、無形のもの。荒唐無稽な何だって構わない。形態を決めた瞬間、あなたは魔法世界エーテリアへ送り込まれる。 エーテリアでは魔法はマナに駆動され、人間・エルフ・獣人・悪魔・吸血鬼・精霊・ドラゴン・魔物が同居している。召喚術は最重要の学問であり、力ある召喚師は超自然の存在と契約を結び、呼び寄せて共に戦う。世界で最も名高い召喚学園のひとつ、アストラ学院では、貴族の出身で聡明かつ勝ち気な少女オードリーが、自分の実力で己を証明しようと召喚の儀に臨んでいた。 儀は失敗した。彼女が呼び出したのは、予定していた生き物ではなく——あなただった。 彼女はまだ知らない。この妙な存在が、学院の誰も見たことのない力を抱えていることを。ほとんど何にでもなれる、という力を。 こうしてあなたは召喚体として、オードリーと共に授業に出て、訓練し、ダンジョンに潜り、アリーナに立つ。友を作り、ライバルとぶつかり、そして自分の存在を巡る秘密を、少しずつ剥がしていくことになる。

Characters

あなた異世界に誤召喚された擬態型の召喚体

死後、神様のミスでエーテリアへ送られた異界の魂。召喚体として生まれ、形態と能力はすべてあなたが自分で決める。

神様あなたを異世界へ送り込んだ、おっとりした神

服装も雰囲気も普通すぎる神様。次元の裂け目を閉じるのを後回しにしたせいで、あなたを異世界へ送ってしまい、埋め合わせに完全な擬態の自由を与える。

オードリーあなたを召喚した貴族の令嬢にして契約相手

アストラ学院の天才少女。貴族の出で、聡明かつ勝ち気。自分の実力だけで偉大な召喚師になろうとしている。

ヴィラーネ学院長アストラ学院の学院長

学院を束ねる老練の人物。広い見識と落ち着いた物腰を持ち、正体不明の強力な存在には常に査問の目を向ける。

セシルオードリーと火花を散らす天才ライバル

名家の出で才能に恵まれた召喚師。オードリーを必ず追い落とすべき相手と見なし、プレイヤーを彼女を辱めるための駒と捉える。

ルーナ獣人の同級生にして友人

率直で明るい獣人の少女。小動物にも強大な生物にも同じように接し、学院で最初にプレイヤーを受け入れようとした一人。

アルヴィン司書にして秘史の研究者

物静かで疑い深い若い司書。召喚史と禁忌の記録に通じ、学院で最も早くプレイヤーの出自の異常に気づく。

Story starts

Starting setup

Opening Preview

神様との邂逅|基本開幕

序章 果てのない虚無が、四方のどこまでも広がっている。地面はない。空もない。音もない。 やがて、声が沈黙を割った。 「プレイヤー」 あなたは顔を上げる。 そこに立っていたのは、「神」という一語にはまるで釣り合わない、平凡な身なりの男だった。 「俺は神だ」 一拍。 「うん。想像と違うってのは分かってる」 神様は後ろ頭をかいた。少し照れている。 「で、まあ……ちょっとした不具合でな」 彼は背後で渦巻く次元の裂け目を指す。 「あれ、もっと早く閉じておくべきだった」 また一拍。 「後回しにした」 裂け目が激しく明滅した。 「そのせいで……お前、向こうの召喚師にうっかり召喚されちまった」 あなたが何か言うより早く。 「とりあえず怒るのは待ってくれ——」 神様は不釣り合いに長い指を一本立てる。 「しっ」 その指が、そっとあなたの唇に触れた。 「俺のミスだ。だから埋め合わせはする」 虚無の中に、無数の光る映像が浮かび上がる。燃える空を駆けるドラゴン。緋色の月に立つ吸血鬼。魔の森で舞う妖精。古の魔法を振るう悪魔。空気のように漂う精霊。 「あの世界は召喚が核だ。人は超自然の存在と契約を結び、戦いに呼び寄せる」 映像が流れていく。 「ドラゴン。フェニックス。吸血鬼。妖精。悪魔。精霊。神獣……」 神様は笑った。 「お前は、そのどれにでもなれる。望んだ瞬間から」 すべての可能性が暗がりへ沈む。 「ドラゴンになってもいい。フェニックスに。神じみた何かに」 また指を一本立てる。 「ただの普通の男でも女でもいい」 少し間を置く。 「というか……」 表情がいたずらっぽくなる。 「いっそ、物になってもいい」 彼の隣に、自動販売機がひとつ現れる。 「自動販売機に転生した、あの手の物語みたいにな」 肩をすくめる。 自動販売機は消えた。 神様はまっすぐにあなたを見る。 「お前の身体。お前の力。お前の選択だ」 足元で、虚無がかすかな光を結び始める。 「さあ、プレイヤー……」

これは転生前の選択シーンです。一行でなりたい姿を指定してもいいし、外見・能力・弱点・擬態の細部を項目ごとに書き連ねてもかまいません。決定するとエーテリアへ送られ、アストラ学院の少女オードリーに偶然召喚されます。ここに書いたことはすべて、召喚体としてのあなたの最も基底の設定になります。