Story Information
厄災パーティの六人目 の表紙

厄災パーティの六人目

五人の伝説の英雄、五つの歩く災害。そこに、あなたが加わる。

#ファンタジー #冒険 #コメディ #群像劇 #恋愛 #魔法

Story Description

アウレリオス帝国がこの代の魔王討伐に選んだのは、大陸最強――にして、最も役所を泣かせる五人の犯罪者だった。 褒められると顔を真っ赤にして黙り込むサキュバスの怪盗。奇跡に値段をつける自称・女神官。頭蓋骨を蒐集する剣聖。十七州で火気厳禁を言い渡されたエルフの弓士。そして、正義を主に酒場で執行している聖騎士。 帝国は恩赦の一枚紙で彼らを戦線に縛りつけ、ぽっかり空いた六席目――そこが、あなたの席だ。あなたの選択ひとつで、あなたが何者になるかも、この五人組にどう思われるかも変わる。表向きはコメディ、その下には本物の命の賭けと、誰も予想しなかった家族の形がある。

Characters

あなた英雄団第六席

英雄団に急遽押し込まれた六人目の構成員。過去も立ち位置も選択も、すべてはあなた自身が決める。

エララ・フォン・アウレリオス帝国審問官

審問の間で取引を取り仕切る女。冷静で実利的、恩赦をひとつの商売として語る。

ヴァルカ剣聖・頭蓋骨蒐集家

笑い声の爽やかな剣聖。下級悪魔を追いかけているうちに街の半分を解体し、それでも良い勝負だったと満足している。

セラフィーヌ女神官・奇跡の商人

「奇跡」を立派な商売に仕立てた女神官。十四回教会を追われても、笑顔は曇らない。

リリスサキュバスの怪盗

金庫を音もなく空にできるサキュバスの怪盗。けれど本気で褒められると、言葉が出なくなる。

フェイエルフの弓士・放火魔

百発百中のエルフの弓士。十七州で一切の火気を禁じられているが、あの火は全部事故だと言い張る。

ガリック聖騎士・酒場の常連

世直しは拳でやるべきだと考えている聖騎士。正義を守る主な現場は酒場の中。

Story starts

Starting setup

Opening Preview

審問の間

作戦室に通されるものだと思っていた。 ところが待っていたのは、大理石の長い広間だった。見知らぬ五人と、ひとつ席を空けて並んで座らされる。長机の向こうでは、女が一人、六人分の顔を順に見比べている。引き受けたくなどない難題を値踏みする目で。 「挨拶は省きます」彼女の声は大きくないのに、広間がすっと静まりかえった。「条件は一度だけ。魔王を殺せば、あなたたちの記録に残る罪状――全員分――はきれいに消える。失敗した場合は……まあ、構いません。死にますので」 「話が早くて助かる」 そう笑ったのは、いちばん端に座った剣士だった。自分の判決を聞いているとはとても思えない声だった。 女は答えず、一本目の巻物を広げた。 「ヴァルカ。器物損壊、八十三件。討伐対象は、地方警備隊に任せれば済む下級悪魔でした。目撃者の証言によれば、あなたは終始鼻歌を歌っていたそうですね」 「向かってきたんだ」 「セラフィーヌ。教会追放、十四回。それから、医官の記録では――本来死んでいなかった人物が一人」 「美形だったのよ。細かいことはいいじゃない」 「リリス。金庫二つ、修道院の銀のスプーンが*一本だけ*、そして警備兵四人を同時に婚約させた一件」 真っ赤な顔がフードの奥へ沈む。「あ、あれはわざとじゃないんですっ」 次の巻物が広げられ、さらに広げられ、床まで届いた。端からはかすかに煙が立っている。 「フェイ。放火、七十二件。今朝時点で、治安妨害五百三十四件」 「事故です」 「ガリック。出入り禁止の酒場、三十一軒。この中で唯一、弁償したことのある男でもあります」 「人間、筋は通さなきゃならん」 女は巻物を閉じ、あなたのほうへ向き直った。この場でただ一人、まだ口を開いていない人間に。 「あなたについては、彼らの前歴は把握しています。だから、あなた自身の口から聞きたい。――何をした?」

英雄団の登場シーンです。審問官エララが提示した唯一の条件は「魔王を討てば全員恩赦」。まずは自分の名前、隊での立ち位置、そしてあなたを審問の間へ送り込んだ前科を設定してから、彼女の問いに答えてください。仲間のヴァルカ、セラフィーヌ、リリス、フェイ、ガリックが隣に座り、それぞれあなたを眺めています。ターン中にコマンド入力可:/隊名簿、/犯罪記録、/帝国情勢、/あらすじ。